家族に適したマイホーム!初めて注文住宅を建てる人が知っておくべき情報を紹介

夢のマイホームがほしいと考えたとき、こだわりを持って建てたいなら注文住宅を選ぶ人が多いでしょう。
暮らしや家族に合った家は、健康のためにも大切です。
ほとんどの人が家を建てるのは初めてなので、基本的知識だけでも知っておくと便利です。
住宅の完成までにかかるコストの内訳や、リーズナブルに建てるコツを事前に知っておくことで、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせもスムーズにすすみ、自分の伝えたいことが伝えられるでしょう。
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家族に適したマイホーム!初めて注文住宅を建てる人が知っておくべき情報を紹介
- 自分の理想を注文住宅に反映させるテクニック
- 注文住宅の仕様を自由に決定できる範囲
- 実際の暮らしを想定した注文住宅のレイアウト
- 注文住宅の着工までの一般的なスケジュール
- ライフスタイルを踏まえた注文住宅の動線(2022/10/26)
- 注文住宅は建物と立地の両方が重要(2022/10/26)
- 注文住宅の外観は街との調和も考慮して決定(2022/10/26)
- 注文住宅に導入すべき防犯のシステム(2022/10/26)
- 注文住宅の引き渡し前に確認を要する事柄(2022/10/26)
家族に適したマイホーム!初めて注文住宅を建てる人が知っておくべき情報を紹介
注文住宅を建てるとき、長年の夢や理想を形にしたいと考えがちですが、実際は老後もずっと暮らす家なので、家族と幸せに暮らすための家と考えた方が良いでしょう。
注文住宅は装飾の色や素材まですべてひとつずつ選択していくことになりますが、細かな部分は最後でも問題ないので、まず間取りや住宅性能から、暮らしやすさを考えて決めます。
大まかな部分が決まると見積もりがでるので、予算や土地の大きさや金額を考慮に入れて、ハウスメーカーを決めます。
自分の理想を注文住宅に反映させるテクニック
注文住宅を建てる時に自分の理想をしっかりと反映させるためには、設計者との打ち合わせのプロセスがとても重要です。
例えば、ただやみくもに自分たちの希望を伝えるだけでは、予算の面で実現できないこともあるため、打ち合わせの段階で資金計画や予算の上限を明確にしておくようにしましょう。
また、注文住宅に対する専門知識がないままで理想を語っても、技術や間取りの面から不可能なことも多いため、自分達の意見を一方的に押しつけずに専門家のアドバイスにもよく耳を傾けて最適なプランを模索することが大切です。
希望を伝える時には、無理して専門用語などを使うのではなく、イメージを可視化できるような雑誌の切り抜きやネットの画像などを用意していくと、相手にも具体的なイメージが伝わりやすいでしょう。
さらに、毎回の打ち合わせを有意義に過ごせるように、要望や質問をきちんと準備しておくことや、話し合いの内容を議事録として記録しておくことなどもおすすめです。
注文住宅の仕様を自由に決定できる範囲
注文住宅の仕様を自由に決められる範囲ですが、これは種類によって違ってきます。
売り建て住宅だと更地の状態で販売を行い変更出来る部分だけ変えられる住宅で、基本的な間取りなどがありますが多少は変更することが出来ます。
出来る範囲は住宅会社などで違います。
次にセミオーダー住宅は、パッケージ商品でその中から好きな内容を選べるもので、自由設計と表記されるものです。
パッケージ商品はある程度決まっていて、ローグレードからハイグレードまであり、間取りは自由に設定できることが多いですが、建物の広さ・部屋の取り方など制限がある場合もあります。
予め決まっている範囲内で選ぶことが可能で、全てが自由には出来ません。
もう一つはフルオーダー住宅で、法的に出来ないことや物理的に無理なことは駄目ですが、それ以外なら全て希望通りに出来ます。
注文住宅の中でもこれが最も自由度が高く、間取り・仕様・外壁・屋根材・電気関連・内装など殆ど好きなように施工が出来ます。
実際の暮らしを想定した注文住宅のレイアウト
注文住宅で多くの人が失敗をしてしまう大きな要因に、間取りの考え方の失敗が挙げられます。
もともと、注文住宅というのは非常に細かい部分まで顧客が考えているイメージを実現できるというメリットがあります。
確かに、その顧客が求めているイメージを実現できるので理想としている新築一戸建てを手に入れやすいという大きな魅力は存在します。
しかし、その一方で現実的な生活空間が全くない状態になってしまうという心配もあります。
例えば、生活動線を意識していないレイアウトになってしまうとリビングやキッチン、お風呂場やトイレなどの流れで違和感が生じてしまう可能性が高くなります。
技術的なトラブルとして、こういった理想的な設計やデザインだけを重要視して生活動線が崩れてしまうという問題は起こっています。
このようなことにならないようにするためには、レイアウトをきちんと考えて現実的な生活空間を確保できるようにまずは設計しなくてはいけません。
その上で、自分たちが求めている理想を実現するための総合性を考えていく必要があります。
注文住宅の着工までの一般的なスケジュール
注文住宅の着工までのスケジュールは一体どのようになっているのか、明確にしておいた方が良いかもしれません。
注文住宅はまず土地を用意しなければいけませんが初めからこれがある場合もあります。
用意する場合には、何が必要になるか気になるところでしょう。
基本的には、不動産会社に依頼して見つけてもらうことが大事になるわけです。
もっとも、すでに土地を所有している場合もあるかもしれません。
例えば、両親から不動産を相続した場合などがこれに該当します。
この場合は、ハウスメーカーや工務店を見つけることからスタートすれば充分です。
その後、見積もり等をしてもらい問題なければそのまま契約する形になるでしょう。
住宅ローンを組む場合には、この段階で組むことになります。
それ故、審査に通るかどうか等の判断をしてもらいましょう。
ちなみに、不動産会社や工務店のスタッフが審査に通ると言っていても、通らないケースもありますが、8割がた言っていることと同じ結果が出るため注意が必要です。
ライフスタイルを踏まえた注文住宅の動線
注文住宅は様々なデザインで設計できる魅力がある一方で、デザインにこだわりすぎてしまうがあまり住んでみたら住みにくいという結果になってしまうリスクがあります。
このため注文住宅を建築する際は生活の快適性や機能性、デザイン性などを重要視することはもちろんですがあくまでライフスタイルにおける快適さを求めることを最優先にすることが重要です。
具体席には生活する上で毎日の家事や育児などの生活がある中で、最も効率的な導線を確保していくことがポイントになります。
就寝してから起きてトイレに行き、歯を磨き顔を洗って朝ごはんの支度をするというような一連の流れがスムーズにできるかを創造しながら設計者と打ち合わせしていくのです。
そうしていくことで注文数側のライフスタイルがおおよそイメージできるため、設計側も様々な提案をしてくれるきっかけになるでしょう。
その先で例えば明るい日差しを取り入れることで朝気持ちよく迎えたいなら、キッチンを東側にして窓を大きくするなどのデザインになります。
注文住宅は建物と立地の両方が重要
注文住宅を建てるとなると建物にばかり気を取られてしまいがちですが、その前提になる土地選びも重要です。
そもそも条例などで規制された立地では、理想とする注文住宅は建てられないかもしれません。
もちろん、建ぺい率や容積率についても調査が必要です。
また、ご自身が建てたい住宅の外観が周辺とうまく調和していないようですと、後になってどうしてこんな家にしてしまったのだろうと後悔してしまうリスクが高まります。
さらに、立地は住宅の耐震性能や、居住者の通勤・通学、生活にも直結します。
このように土地選びは注文住宅づくりや建築後の生活に大きな影響を及ぼすので、プロの力を借りながら見つけるのが重要と言えます。
建てたい注文住宅のことを不動産会社に伝え、条件を満たす土地を探してもらい、その中から選ぶのが基本です。
ハウスメーカーや工務店の中には土地探しを手伝ってくれるところもあるので、こうしたサポートにも取り組む会社を選択すると効果的です。
しかし、完全に任せきりにするのではなく、実際に自らその地に足を運び、周辺環境などを確認することが大切になります。
注文住宅の外観は街との調和も考慮して決定
注文住宅を建てる際には間取りや機能性、インテリアにもこだわりたいところですが、これらと同じくらい外観も重要です。
しかし、注文住宅の見た目を決定するときに街や近隣住宅との調和を無視し、自分の色を出しすぎてしまうと後で後悔してしまう可能性があり、注意が必要です。
最も重要なことは、たくさんの色を使うことや派手な色を使うことは出来るだけ避ける点と言えます。
周辺の住宅も派手ならば問題にはなりませんが、ご自身の家だけ派手すぎると目立ちすぎてしまいます。
防犯上もデメリットになりかねないので、調和は大切にしなければなりません。
また、外観の色を単一にすればコスト削減にもつながります。
それに加え、一時的な流行に流されないことも重要です。
流行に合わせた奇抜な家づくりを行うと周囲から浮いた家になりやすいですし、時間が経過するとともに違和感が生じてしまいます。
家族が長く安心して暮らすためには、調和という視点が欠かせません。
注文住宅に導入すべき防犯のシステム
マンションの場合はオートロック機能があるためある程度セキュリティがしっかりとしています。
ですが注文住宅のような一戸建ての場合、セキュリティ対策を行わないと空き巣被害にあうことがあり、注意が必要です。
近年では留守宅に押し入るのではなく家の中に人がいる場合でも夜中に窓から侵入し、物品が盗られてしまう被害が多くなっているため、常に防犯意識は高くしておかなくてはなりません。
注文住宅ではドアや窓が数多くあります。
そのため施錠が必要な場所が多くなっており、忘れないようにしなくてはなりません。
施錠確認はもちろんのこと二重サッシや二重に施錠ができるタイプのものを取り入れると良いでしょう。
また玄関や窓の外に砂利を敷くのも有効です。
玄関はピッキングの被害が多くなっていることからディンプルキーや電子錠を取り入れるようにします。
ディンプルキーは中の構造が複雑なために開錠するまでに時間がかかります。
勝手口がある場合は勝手口にも取り付けておくとより安心です。
注文住宅の引き渡し前に確認を要する事柄
注文住宅が完成すると内覧会が開催され、これで問題がなければ引き渡しが実施されます。
そして、施主が受け取ると共に、ハウスメーカーや工務店側は建築工事請負工事の契約を完了させる格好になります。
つまり、注文住宅の状態は内覧会で細かく確認しなければなりません。
ポイントになるのは住宅設備がきちんと作動するか、キズや汚れはないか、ドアや引き戸、扉などがしっかりと開閉し、隙間風などが入ってこないかなどが挙げられます。
しかし、それ以上に構造部分に致命的な問題がないことをチェックしなければなりません。
内覧会に参加するならばメジャーや水平器を持参し、図面通りに仕上がっているかどうかを確認しましょう。
水平器を所持する理由は、床が傾いていないかどうかを知るためです。
もし、自宅にない場合はスマートフォンの水平器アプリで代用することもできますし、ビー玉などを床に置いてみることでも問題ありません。
このようにチェック事項が多いので、ホームインスペクター(住宅診断士)に同行してもらうのも有効な手段です。
また、内覧会開催から引き渡し完了までの期間にゆとりを持たせると、細かいチェックができますし、メーカーや工務店側に不具合を慎重に修正してもらえます。